くちなしの花と父

くちなしの花が咲く季節になると色々思い出します。
a0148476_15451866.jpg

里の家にくちなしの木の垣根がありました。大きな白い八重のいい香りのする花は父の自慢の花でした。6月には花が咲き、あとは常緑樹ですが、翌年の春には大きな青虫が葉につき、葉を食べつくすのですがきれいなアゲハチョウになるので殺しませんでした。

明治22年生まれの父は田舎の中学校を卒業して当時のお金で300円を持ってアメリカのシアトルに渡り英語が出来ると思っていたのが思いのほか出来なくて小学校4年生からやり直し、大学、大学院を卒業し、優等生クラブの金時計を持っているほどの勉強家でした。学生時代にくちなしは「1ドル花」と言ってデートする相手にプレゼントしたとか。多分素敵な思い出があるのでしょうか。くちなしの花の好きなロマンチストでフェアーな紳士でした。

父はシアトルの学生時代にレストランでのアルバイト経験から料理上手でした。肉料理にはじゃがいもを添える、酸性とアルカリ性のものを食べ、酢の物、レモンは手放さないくらいなんにでもかけて食べていました。

夏になると家の食卓には野菜の煮込み料理がでます。庭で取れるトマトを中心に茄子、玉ねぎ、にんじん、うりも入っていました。水を入れないで野菜の水分で煮て味付けは塩・胡椒だけ。家族全員「おふくろの味」ではなくて「父の味」と認識しています。何年かたって主人の転勤でパリにいき、最初にこの料理と出くわした時はビックリしました。“ラタトイユ”小さい頃食べていたものはフランス料理だったんだ!!って
レシピは次回に☆
[PR]
by salon_de_aki | 2010-07-05 15:27 | 日記


簡単!簡単!美味しい!美味しい!ヨーロッパで習ったマダムが作る家庭料理を紹介!  


by salon_de_aki

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

ブログジャンル

画像一覧